基本パーツの選び方

マザーボードの選び方

マザーボードはCPUやメモリなどのさまざまなパーツを装着するために使われる基板のことで、パソコンが動作するためのパーツが全て付けられる部分です。選んだマザーボードよって装着可能なパーツも変わってくるため、自作をする時にはもっとも基本的な部分として抑えておきたいパーツになります。ASUSやMSIなど有名メーカーのものは信頼性が高いので、自作初心者におすすめです。

マザーボードは電力を各部分に供給し、チップセット、メモリ、グラフィックボードなどさまざまなデバイスを繋ぐ役目を担っています。選び方のポイントとしては、まずは使用目的に合わせてCPUを先に選び、それに対応したCPUソケットを持つ製品を選ぶようにします。

また、マザーボードは機能性と拡張性の両面をチェックすることが大切です。機能性としてはマザーボードの主要な部位であるチップセットに注目しましょう。チップセットは交換のきかない部分であり、ここで搭載できるパーツが決まります。いわばパソコンの性格を決める部分でもあるので、拡張性の高い製品を選ぶようにしましょう。

拡張性については、マザーボードが対応するデバイスとその種類、またデバイスをどれくらい取り付け可能であるか、オンボードでグラフィック機能がついているかなどを確認します。特に高性能のマシンにする場合は、CPUが装着されるCPUソケットの形状に注目し、高性能CPUが取り付け可能かどうか、またメモリスロットの最大容量やHDDなどを接続するためのSATAコネクタの数などをチェックしましょう。

ファンの選び方

パソコンに内蔵されているファン(ケースファン、システムファン)は、熱くなった空気を外に逃がして涼しい空気に入れ替え、PCパーツを冷却し、内部の温度上昇を抑えて熱暴走を起こすことに起因する故障を防ぐ目的があります。

PCケースは前面と後面に分かれ、吸気と排気を行うことでケース内の空気を入れ替えしています。ここにファンを新しく取り付ける場合、決まった大きさのものを選ぶようにします。主流となっているサイズは8cm、12cmなどですが、小型の6cmや14cmの大型タイプが使われている場合もあります。

ファンを選ぶ時のポイントとしては、1分間の回転数である「rpm」を確認しましょう。rpmの数値が大きければそれだけ風量が多くなるので、冷却効率が高まります。しかしそれと比例して騒音値も大きくなることに注意が必要です。

次に、ファンが1分の間に送る風量を示す「最大風量(CFM)」と、騒音レベルを示す「db(デシベル)」をチェックします。最近では新たに静音タイプのファンも販売されているので、各メーカーのdbをチェックしてみると良いでしょう。またファンの中には水洗いが可能なものもあります。

ファンを初めて選ぶ時は、いくつかの有名メーカーのものからケースの大きさ、静音性、回転数などを基準として選び、ケース内部の熱を排気するために効率の良い方法を取りましょう。複数個のファンを搭載しても良いですが、自作の場合は無難に最大回転数が大きいものから選ぶと良いでしょう。

メモリの選び方

メモリとはパソコンの主要な記憶装置のことで、パソコン内で使用したデータを一時保管しておく場所のことです。メモリにはデスクトップ用とノートパソコン用の二種類があり、それぞれが組み込まれるデバイスに適した作りになっています。

メモリの選び方は、まずはお使いのパソコンのマザーボードに規格が合っているかどうかをチェックします。メモリの規格は全部で3種類あり、動作電圧や転送速度がそれぞれ異なっています。規格を調べたら、次は合計のメモリ容量を決定します。容量が大きければそれだけ処理するペースが上がり、作業の効率が良くなります。

使用するOSのタイプごとに必要な容量も異なりますが、4GB程度は現代のパソコンに見合ったスペックと言えるでしょう。また、オンラインゲームや高度な処理ソフトを使う場合は予定の方は4GB以上が必要になります。ちなみに、Windowsの場合32bitは4GB以上のメモリを認識することができませんので、64bit版のOSを使うようにしましょう。ゲーミングPCならほぼ確実に8GB以上になります。つまり自然とWindows 64bitを選ぶことになります。このようなゲーミングPCの選び方に関してはどすらぼが非常に参考になります。

また、規格を合わせても相性によってはメモリが認識されないトラブルが考えられます。この相性については事前に調べることができるので、自作をする場合は必ずメーカーのサイトや口コミサイト、掲示板などで確認しておくようにします。メモリはパソコンのパーツの中でもお金がかかる部分ですので、相性問題や規格、容量など細かい部分までチェックしてから購入を判断しましょう。

電源の選び方

電源はパソコンの中でも特にデスクトップタイプに必要なパーツです。コンセントにケーブルを繋いで利用するものですが、自作をする場合は電源の選び方にも注意が必要です。

まずは容量を確認します。電源の容量が少なければパソコンのスペックが高くてもそれに応じて機能することができません。300W以下は主に省電力設計モデルに使われ、500W程度はいわゆるミドルレンジモデルと呼ばれるパソコンに、またハイエンドモデルと呼ばれる高スペックのパソコンには700W以上の電源が使われています。いずれにしても、余裕を持って容量のある製品を選ぶ方が安心ですので、省電力でエコだからと言わず、初めてのうちは500W以上のものを選ぶと良いでしょう。

次にパソコンの各パーツが必要とする電力を計算し、合計の電力に合う電源を選びます。ただし、あまりにも品質が古い電源は性能に不安も多く、寿命が短かったり各パーツを傷めてしまう可能性もあるため、できるだけ品質の良い製品をチョイスするようにしましょう。自作の場合、普段はあまり目を向けない電源についても口コミや性能などをよくチェックされることをおすすめします。

電源の質としては、交流から直流へ変換する時の効率が80%以上の製品につけられる「80PLUS認証」を受けているものが一つの基準になってきています。使用する電力をトータルで削減できるだけでなく、寿命自体も長いので、頻繁に買い替えずに長く使えるというメリットがあります。